学年試験対策講座を通じ、確実に身になる学習の進め方を伝えています。
今日も学年末試験対策授業、遅刻者はほとんどなく、時間通り始まりました。
この時間を大切なものと思ってくれているようで、指導する私も身が引き締まる思いです。
土曜日は、自学Dayです。
私が自学の時に一番気にしていることは、生徒たちがそれぞれ、能率の良い進め方でワークを進めているかという点です。
一番大切なのは、核になる知識を頭に入れる段階です。
結果の出ない学習法として多いのは、教科書を見ながらワークの解答欄を埋める、いわゆる調べ学習というスタイルです。
このスタイル、時間はかかるけど、身に付くものは少ないです。
問題なのは、核になる知識を頭に入れることをしないで、問題に取り組もうとしていることです。
心の中には、「どうせ自分には分からない。」という諦めの気持ちがあるのかもしれません。
または、暗記というのはどのようにすればできるのか、それをつかめないまま、ここまで来たのかもしれません。
今日は、社会科(歴史)で調べ学習をしていた生徒さんに、暗記の手順を伝え、一緒にトレーニングしました。
①教科書本文の内容を理解する。
歴史であれば、教科書の字面を追うのでなく、流れをつかむこと。
そのために精一杯頭を働かせるのです。
事件が起こるには必ず原因がある。
それがきっかけになって、経過があり、結末がある。教科書本文からその流れつかむ。
②大切なポイントを暗記する。
一問一答形式の問題を解いたり、口頭試問で頭に入ったかどうか確認します。
流れが分かれば、大切な用語は自然に頭に入ります。
分かったという感覚がつかめると、次から社会科の取り組み方が変わります。
今回の試験対策では、暗記のスキルを身につけてもらおうと思っています。